かつげんの拠り所

1992年生のしがない福祉系地方公務員のブログ

雑記

「ググれば分かるから、覚えなくていい」のか?

インターネットが発達して、あらゆる情報がネット空間に保存されている今、「ググれば分かるから、覚えなくていい」と主張する人がいる。 実は私も、以前はそう思っていた。 別に覚えなくていい。「情報のインデックスを作って、それが存在する場所さえ分か…

「終わらせたこと」に意味はない。「作ってきたこと」に意味がある。 ーシン・エヴァンゲリオンを見てきたー

シン・エヴァンゲリオンを見てきた。ネタバレをしながら、良かったシーンなどをつらつらと書いていきたいと思う。だから構造を読み解くようなことは基本しない。 結論をいうと、とてもよかった。今までみた映画で一番良かったと言っても過言ではない。何回も…

思い出のそば屋

地元のそば屋がつぶれた。高校に通うときの、道すがらにあったそば屋だ。 古い個人経営のそば屋で、そば・うどん・かつ丼などはもちろん、焼きそばやラーメンまで出していた。今考えると、なかなかアグレッシブなそば屋だ。 私は当時高校生で、「ソバは、年…

「車輪の再発明」に意味はないのか

「自分の頭で考えよう」というフレーズが何年か前に流行った記憶がある。私もそのフレーズには共感した。様々な情報が行き交う中で、情報をうのみにせず、自分の頭で考えよう。そういう意味合いだった。 しかし、先日こんなまとめが話題になっていた。 自分…

面倒くさい人

職場に「面倒くさい人」がいる。不満があると、自分の意見を大声で主張して、周りに嫌な思いをさせる。そんな人だ。 周りの人は「また始まったよ...」なんて思いながら、できるだけ関わらないように目をそらす。上司も「面倒くさいなー」と思いつつ、反発を…

「分けること」と「分かること」

目の前にピザがあって、それを8等分して、それをまた8等分して….と分けていき、分子や原子レベルまで分けていったとしたら、それはいったい「何」なのだろう。そもそも「分けられない限界」ってあるんだろうか。 子供のころに、そんなことを考えたことがあ…

Youtuberの再生回数に意味をもたせてはいけない。

去年から動画投稿をはじめて、Youtubeはいかに恐ろしいところかと感じた。Youtubeに動画を投稿した人ならわかると思うが、勝手に再生数や時間が分析されて、「ここで視聴者が離脱してますよ!」と丁寧に教えてくる。まるで、再生数が落ちたことが悪いことか…

AIとその理解

私は囲碁をやっているのだが、囲碁の世界ではときたま「一貫性」が求められる。攻めるなら攻める、守るなら守る、ということだ。 しかしこの一貫性は、AIの登場によって崩壊してきている。 AIには流れがない。その場面での最適解を選ぶのみである。AIは流れ…

蔓延するフリーランス的価値観

私は1992年生まれで、いわゆる「ゆとり世代」の真ん中ごろの世代だ。 私の世代は、個性や「自分らしさ」などが注目されていた。SMAPの世界に一つだけの花もヒットしたし、大学でもキャリアデザイン学の授業があった。当時の感覚として、「自分らしい人生を自…

大きな声と小さな手

ゲンロン戦記を読んだ。 ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) 作者:東浩紀 発売日: 2020/12/11 メディア: Kindle版 本の内容としては、哲学者が起業してからの紆余曲折という話で、哲学書というよりも、ドキュメントとか私小説的な本である…

実感のないものを実感を持つ前にいかに判断するか

科学には実感がない。科学は、世の中の現状を人間の感覚から切り離し、客観的に記述する(しようとする)ことによって成り立つ学問である。 例えば、「物質は原子で成り立っている」という科学的事実があっても、それを実感することはない。「科学リテラシー…

2020年、今年の3冊

去年から、読書メーターを使って、読書量を管理している。 2020年に読んだ本は、12/19時点で121冊。節約したいこともあって、半分ぐらいは図書館で借りて読んでいたように思う。 特に今年は新型コロナウイルスの影響もあって、本を読むことが非常に多かった…

私たちは、生きようと思って生きているわけではない

考えてみれば、私がこの世に生を受けているのは、別に自分で「生まれたい」と思って生まれたわけではない。ただの他人の営みによって、生まれ出たのであって、そこに私自身の願望や意志は存在しない。というより、存在し得ない。 ただ、自我が発達し、社会生…

ネットでは「勝ち筋を見つける争い」が多い

ネット上の言説をあれこれ見ていると、道徳的にどうかとか、政治的にどうかという主張よりも、単に「勝ち筋を見つける」ということに執着しているように見える。 ネットスラングでいえば「これで勝つるwwww」という「勝ち筋」を、いかにひねり出していく…

リスクについての3つの小話

疲労にマスクをする 昔、ためしてガッテンで、「疲労にマスクをする」という言葉を使っていた。 体に溜まった疲労は、ある一定のラインを超えると疲労“感”が鈍感になる。これを「疲労にマスクをする」というらしい。 睡眠をとることで、身体はある程度回復す…

責任を引き受けること

私が初めて所属した部署は、法規担当だった。 法規担当は、扱っている内容の重要性や専門性から、チェック体制を厳重にしていた。具体的には、担当のほかに、チェックする者が2人いる体制にしていた。 こうすることで、例規という厳格さが求められる仕事に…

人間の感情を信用していないからルールがある。

SNSが出来てからというもの、「面白いから良い」とか「気持ち悪いからダメ」というように、物事を「快」と「不快」で判断されるケースが多いように思う。 これは「私は嫌だ」という感情が紛うことなき事実であって、論理でどうこう出来るものではないという…

マニュアルは組織内の格差を広げてしまう。

今の職場に配属されて1年半。早くも、新しく異動してくる職員への研修を担当することとなった。 長い時間をかけて資料を作り、研修自体も無事終えた。 しかし、研修が終わっても初歩的な質問が来て「え、それ資料に書いてるよね?」と戸惑うことも多い。 最…

長く続けるためには、目的と手段が入れ替わらなければならない

「目的と手段が入れ替わっている」というのは、何かを達成するために用いた方法が、やがて、それを行うこと自体に固執して、目的がなおざりになっていることを指す。 こういう言い方をするときは、たいてい批判的な意味を持っている。具体的には「一貫性がな…

2段階リーダーシップ論

組織を率いて、未開の地を切り開いていく者は、果たして「リーダーシップがある」といえるのだろうか。 リーダーシップに必要なのは、人々を引っ張って、組織の目標に導く力だと思われがちである。 実はこういう人は、最初は順調であるものの、ある程度時間…

情報化社会の要点

1990年前後から「情報化社会」と言われ始めたであろうから、もう30年近く経つことになる。 おかげで、世の中は「情報」に溢れ、インターネットはでき、凄まじい変化を遂げている。 しかし、情報化社会の要点は、量的な意味で「世の中に情報があふれる」こと…

野党の苦境

あまり政治的な記事を書きたいわけではないが、あくまで一般論として。。。 これが、一体どれだけの世論を代表しているかはさておき、少なからぬ意見であるように思う。現状、野党がどれだけ対案を示し、それをアピールしたとしても、注目されるのはそれ以外…

アートにおける映像作品が苦手

最近、美術館によく行くようになったのだが、そこで気になっているのが、映像作品についてだ。 もちろん、特定の映像作品が良いとか悪いとか、そういう話ではない。むしろ、その「建付け」の話といって良い。 映像作品は、身体的にも時間的にも、私たちを拘…

「私」と「あなた」で考えることの限界

「自由という牢獄」について 少し前にこの本を読んだ。 自由という牢獄――責任・公共性・資本主義 (岩波現代文庫) 作者:大澤 真幸 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/09/15 メディア: 文庫 著者は「今の社会は、選択肢が多すぎて何をしたら良いのか分か…

ブログを始めて1年経ったことと、ブログを始めた理由

ブログを始めて、1年が経ったらしい。 「最初にしては、飛ばした文章を書くなぁ。。。」と振り返って思う。 そういえば、なぜこのブログを始めたのかを説明していないような気がしたので、これを機に書いてみたいと思う。 リセット癖 私は元々、文章を書く…

「選挙」というシステムは、時代遅れなのではないか。

最近「選挙」というシステムについて、懐疑的な見方をしている。 発端としては、選挙近くになると、「若者よ、投票へ行こう」というキャンペーンが繰り広げられ、あの手この手で、選挙の重要性を説くものが多く見られるようになったことだ。 普段は、政治と…

ひとが自由を感じるとき ー坂本真綾についてー

先日、このイベントに行った。 10thアルバム「今日だけの音楽」全曲先行試聴会 オープニングトーク→試聴→クロージングトーク という流れだったのだが、話を聞いている中で、坂本真綾について書きたいことが出てきたので、書いてみたいと思う。 坂本真綾と振…

根拠的理由と説明的理由

私は今、来年の研修に向けて、資料を作っている。 出来るだけ分かりやすく書こうと試みているわけだが、これがなかなか難しい。 作成の仕方としては、前担当の資料を改定する形で作成している。この前担当の資料が、極めて分かりづらい。 言ってることは分か…

紙のしおりと環境問題

私は最近、マグネットで出来た本のしおりを愛用している。 よくある紙のしおりは、目印になるように本から飛び出させておくと折れる。中に入れると、どこか分からなくなる。しまいには、本から落ちてなくなっていたりする。 マグネット型のしおりは、磁石に…

感情はなぜ波及するのか

言語は、コミュニケーションにおいて必須なツールである。しかし、そのコミュニケーションの円滑さを促進しようとして、全人類に共通な言語を作ろうとしても限界がある。 それは言語には、全人類を覆うような水平性だけでなく、専門性によって表されるような…