かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

かつげんが2月に読んだ本

 先月に引き続き、2月に読んだ本の紹介です。
 今月はあんまり本を読めませんでした。もう1冊ぐらいは読めたはず。。。

今月読んだ本

時間ループ物語論
『年長組はゲームなどプレイしないからこそ、ゲーム世代が見えないものを昨今のアニメやラノベに発見できるかもしれないし、年少世代には手塚治虫東映映画を知らないからこそ、生み出せる新解釈だってあるはずなのです。』
(2019年02月02日)

BRUTUS特別編集合本・日本美術がわかる。西洋美術がわかる。 (マガジンハウスムック)
『流れを見て系統づけるという作業が、運命的と云うか必然的な見え方を強調しすぎると云うことです。家系図を遡れば、実に運命的で物語的な面が見えてきますが、時系列に沿えば、偶然と、散文的な面が見えてきます。
(2019年02月11日)

週刊ダイヤモンド 2017年 4/1 号 [雑誌] (美術とおカネ 全解剖)
現代アート印象派などと決定的に違う点がある。多くの作家が存命なのである』
(2019年02月11日)

ゲンロン3 脱戦後日本美術
『日本が二重人格者だとすれば、韓国は三重人格者だ。それはおそらくは、近代日本にとって大きな外傷がひとつきり(敗戦)だったのに対して、近代韓国にとってはふたつあった(植民地化と朝鮮戦争)ことに対応している。』
(2019年02月21日)

哲学入門 (ちくま新書)
決定論が正しいことが明らかになったとしよう。そのときわれわれは、自分の性格はフルに自分でつくったんじゃない、自分の達成は自由意志のせいじゃない、自分は価値のある存在で価値あることを成し遂げたが、それゆえ賞賛されたり尊敬されるには値しない、などと信じるようになるかもしれない。しかしだからといって、われわれは自分の人生に意味と価値を見失うということはない。』
(2019年02月24日)

 雑感

 時間ループ物語論は、土曜会で話す用に読みました。この本に反論する形で取り上げる予定です。「この人すごい数の本を読んでるなー。すごいなー。」とは思うのですが、終盤やまとめの部分がちょっと首肯しかねます。

 その後は、美術!美術!美術! 
 でも、まだまだ知識は全然ありません。この本で、屏風の数え方を初めて知りました。もっと勉強したいですね。

 哲学入門は、Twitterで評判だったので読んでみました。これまでの哲学観とはまた違う哲学を見せられたような気がします。良い意味で「肩肘が張っていない哲学」という感じ。語り口もそうですし、内容もそんな感じでした。もちろん内容は難しい。でも、オススメです。

 4月になると昇任試験対策を始めないといけないので、読書量は格段に減ると思います。
 自由に本が読めないのは悲しいですが、試験も仕事のうち。頑張ります。