かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

感情はなぜ波及するのか

 言語は、コミュニケーションにおいて必須なツールである。しかし、そのコミュニケーションの円滑さを促進しようとして、全人類に共通な言語を作ろうとしても限界がある。

 それは言語には、全人類を覆うような水平性だけでなく、専門性によって表されるような、垂直性があるからである。
 その結果、言語は分割されてしまい、個別化していく。

 この個別化の行き着く先に、感情がある。
 感情は、基本的に個人に属する。しかし、なぜか感情は波及する。むしろ、言語よりも強力に波及することすらある。

 これは、感情というものが、コミュニケーションにおいて共有できない、極小になったときに、逆に転回が生じて普遍的になっているからなのではないだろうか。
 つまり、一人ひとりの身体は異なるが、原子レベルや遺伝子レベルでは、その成分がほとんど同じなように、極小だからこそ共通し、強力に波及するのではないだろうか。

 最近のTwitterを見ていて、そんなことを思った。