私はWikipediaを見るのが好きで、ランダム機能を使って「ザッピング」することもある。
ただ、このようにして得た一つ一つの知識が、どこかで直接的に役に立つことはほとんどない。
あるとすれば「どっかでそれ聞いたなぁー」と思ったり、「かつげん君は物知りだねぇ〜」と、褒めてるのか皮肉なのか分からないような言葉を掛けられる程度である。
こういった一つ一つの知識は、基本的に無意識下に底流している感じがする。一応、引出しにしまっているけど、そのうち、そこにしまっていることも忘れているような感じである。
こういったことが堆積していくと、あるとき突然ひらめくことがある。そういった堆積物が「バババッ!」とつながって「なるほど!これは、こういうことだったのか!」となる。
私が何かにハマるときは、必ずそういう感覚に陥る。啓示的というか、運命的な何かを「バババッ!」から読み取る。
実は「バババッ!」という感覚を得るために、これまでの行動や経験があったのではないか?と。
そういう考えにすら、至ることがある。
では、ハマりやすくなるためにはどうすればよいか。
それは結局のところ、役に立たないかもしれない知識、経験、行動を存分にしていくことだろう。
そうやって「興味のトリガー」を、より多く用意しておくこと。
そしてそれぞれのつながりを、たまには振り返ってみること。
これが、ハマることへの準備として重要である気がする。