かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

ライゾマティクス_マルティプレックスを見に行った

 ライゾマティクス_マルティプレックスを見に行った。非常に面白かったので、周りながらメモしたことを元に、感想を残しておく。見出しはメモのままの文章だ。

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影も再現しているのがいい

これは"multiplex"についてのメモだ。
記憶があいまいだが、箱だけでなく人間の影も再現していたのではないかと思う。会場ではダンサーは存在しなかったが、影だけは存在しているということが面白いと思った。

タイヤがヌルヌル動く

これも"multiplex"について。
ヌルヌル動くという意味では箱もカメラも一緒だ。しかし、カメラに付けられているタイヤはむき出しになっていて、その挙動が見える。
4つのタイヤを駆使し、縦横無尽にカメラが動いていく。タイヤは四方に付けられているからどこかのタイヤは干渉するはずなのに、なぜこんなにヌルヌル動くのだろうと不思議に思った。

白い箱に乗りたい

一度でいいから乗ってみたい。意外と怖い気がする。

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ニコニコ動画の身体化

これはR&Dというコーナーの中にあった、マスクの作品のことだ。
マスクを付けたまま言葉を発すると、マスクに付いているセンサーが言葉を読み取って、固定ハンドル付きで画面にうつされるというもの。
コメントが画面にうつされるという意味ではニコニコ動画と似ている。しかし、その入力方法がキーボードではなく声、というところに身体性を感じた。

始まるまでの時間表示があるのが良い

あいちトリエンナーレを見たときに思ったことだが、映像系の作品は、いつから始まっていつ終わるのかが分からない。所要時間は書いてあるが、今見ているのがどのぐらい経過した後なのが分からない、ということが多かった。
今回展示されているライゾマティクスの作品は、長時間の作品ではないし、何分後に始まるという表示もされている。非常に鑑賞者フレンドリーな形だなと思った。

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こんなふうに見ると、床にタイヤの痕が残っているのが面白い。
以上、感想でした。