かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

価値観の作られ方

人生は決断の連続である。

とは言っても、それが決断であることを自覚しているのは稀で、結婚やマイホーム、子育てなど重要な決断のときだけ、そのように自覚したりする。

しかし、実際のところ、大なり小なり我々は決断している。

通勤電車に乗るかどうか、お昼ごはんは何にするか、係長に根回ししておくか、子供の送り迎えをどうするか。そんなことを日々考え、決断しながら生活している。そして、結婚やマイホーム、子育てといった"重要な決断"は、日々の小さな決断が積み重なった先にある。

そういう意味で"重要な決断"というものは、本来は存在しないかもしれない。すべて繋がっているという意味では、すべてが等価であって、すべてが重要と言える。

だが、我々はそんなふうに考えない。なぜなら、人間の能力には限界があって、次々迫ってくる選択をいちいち吟味していられないからだ。

だから優先順位をつけて、"重要な決断"を人為的に作り出す。そうすることで自分の頭のリソースを効率的に投入する。

それを繰り返すことで出来上がるのが、その人の価値観ではないかと思う。