かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

「推し」とか「表情管理」とか

「推し」という言葉が気になって、考えている。

「推し」は、他人を介在させた「好き」だ。いかに自分の生活が推しに染まっているかで、好きの度合いを競っている。

どうやって自分の生活を推しに染めるのか。それは、SNSで関連アカをフォローして、写真とかアクスタなどのグッズを購入して染めていくのである。そしてそれには終わりがない。

そして、時にはアイドルや運営側の目線に立ち、アイドルや運営の努力や都合を想像する。

例えば「表情管理」という言葉は、それを悟られないようにするところまでが「表情管理」のはずである。しかしファンは「表情管理をしていてすごい」という評価を行う。

アイドルの裏側まで想像し、それを含めて応援することが「推し」の条件になっている。

「推し」は、アイドルと一体化する方向を目指している。自分の生活をグッズで染め上げた上で、アイドルの裏側まで考え、評価・行動する。

しかし、本当にそれは「好き」なのだろうか。なにか違うものに「巻き込まれている」のではないか。

そんな風に思う。