かつげんの拠り所

1992年生のしがない福祉系地方公務員のブログ

公務員の話

面倒くさがった結果、より面倒くさいことになる

生活保護の仕事をしてると、面倒くさいケースに遭遇する。その人の生活歴や障害などを見ると、しょうがないなと思うこともある。両親から虐待されたなんてケースを見ると、可哀想に思うこともあるぐらいだ。 ただ、ケースワーカーのなかには、そういった背景…

この後輩がすごい!2021

「このミステリーがすごい!」という賞があるが、それにあやかって「この後輩がすごい!」と思ったことを書いてみたい。 登場人物は、今年入庁したばかりで新人のAさんと、Aさんの教育係で3年目のBさん。教育係のBさんは、入庁して初めての部署が今の部署で…

やりたい仕事だけをやるには

面倒な人が職場にいる。 すでに定年を超え、再任用として働いている人だ。私は、その人と一緒に仕事をしている。 どのように面倒か。 彼は公務員に向いていない。自分でもよくそう言っていて、それを誇りに思っている部分すらある。つまり「俺は、“ルールだ…

インターネット利用料は必要最低限として認められるか

「なるほど、こういうサービスがあるのね」と感心した。確かに、今やインターネットは、社会的なインフラといっても過言ではない状態になっていて、それがないと生活できないという面はある。 さて、3年ぐらい前だったと思うが、熱中症対策として、家具什器…

能力×時間=習熟度

福祉事務所にはベテランケースワーカーが居る。経験豊かで、いろんな制度のことを知っている。事務処理も早い。 しかし頼りになるかと言われれば、必ずしもそういうわけではない。 ベテランケースワーカーは、いろんなことを知っている。しかしその知識は、…

コロナ禍で面会できないことの弊害

例えば、脳梗塞で緊急搬送された人がいるとする。最初は急性期といって、集中的に治療する病院に運ばれる。 その後、容態が良くなればリハビリ病院に転院をして、リハビリを行うことになる。しかし、倒れたまま意識がなかったり、寝たきりになってしまうこと…

病名で人を見ること

生活保護を受けている人の中には、様々な病気や障害を抱えている人がいる。昨今話題の統合失調症の人も、これまで何人も会ってきた。 一番強烈に覚えているのは、精神病院である患者さんと話をしているときだった。 その面談室は、簡易的な個室になっていて…

現役地方公務員が”スーパー公務員”について思うこと

”スーパー公務員”という言葉には、前から違和感を抱いていた。以前には、こんな記事も書いたことがある。 今でもこういう気持ちは変わっていないし、むしろ違和感は強くなっている。そこで、現在私が”スーパー公務員”に対して、どう思っているのかを批判的に…

異動の不安をどうやって減らしていくか

地方公務員は異動が付き物だ。 いつどこに異動になるのか分からない。すべては任命権者の考え次第であって、それぞれの職員は希望を出すことは出来ても、拒否することはできない。 この状況にたいして「公務員とはそういうものだ」という意見もあれば、「職…

地方議会傍聴のススメ!

www.youtube.com 今回は「地方議会傍聴のススメ!」ということで、地方議会の概要と傍聴の方法などについてお話しています。 地方公務員になりたい方は、議会開催時を狙って、役所の見学と議会を傍聴を一緒にやってしまうのも、いいんじゃないかなと思います…

よくわかる!条例担当部署のおしごと!

久しぶりに動画をアップしました。 以前やっていた法規担当の仕事について、そのスケジュール等をまとめた動画になっています。 今後もマイペースではありますが、着々と動画を作っていきたいと思っています。よろしくお願いします。

【元条例作成担当者が教える!】法律・条例の読み方講座 第2回 ―条例をシンプルに読む方法―

www.youtube.com というわけで、第2回まで来ました。 今回は「条例をシンプルに読む方法」ということで、複雑な構造を持つ法令文を、どのように解きほぐして読んでいくかという話をしています。 「法制執務からみた主語の抜き出し方」は、有用なわりに、意…

「この地域に貢献したい」というが「地域」とは一体どこにあるのか

地方公務員のよくある志望動機として、「この地域に貢献したい」というものがある。この核となる動機に、ボランティアとか高校時代の体験など、志望者の独自性を足していくことで、動機の独自性を形作っていく。私も、そのように書いた記憶がある。 しかし「…

【地方公務員1年目必見!】効率的な仕事環境の作り方 ーパソコン編ー

www.youtube.com 新年度一発目は、「効率的な仕事環境の作り方」というテーマです。 細かいTipsみたいな話が多いですが、そういう細かいことを積もらせると、スイスイ仕事がさばける環境になっていたりするものです。 こういう感覚(責任を引き受けること - …

公務員ウケする公務員を目指さない

言いたいことは題名の通りなのだが、以下補足。 インターネットをどのように使っても自由なのだが、どうも地方公務員界隈は、公務員あるあるとか仕事の愚痴とかの身内ネタだったり、地方公務員に対する自己啓発を行っている人が多い気がしている。 現役公務…

マニュアルは組織内の格差を広げてしまう。

今の職場に配属されて1年半。早くも、新しく異動してくる職員への研修を担当することとなった。 長い時間をかけて資料を作り、研修自体も無事終えた。 しかし、研修が終わっても初歩的な質問が来て「え、それ資料に書いてるよね?」と戸惑うことも多い。 最…

#ジブリで学ぶ自治体法務 を解説してみよう

#ジブリで学ぶ自治体法務 というハッシュタグが、(非常に狭い範囲の)ツイッター上で話題になっています。 ただ、自治体法務にあまり明るくない方や、これから公務員を目指そうとしている人にとっては「なんのことやら」という話であることもしばしば。 そ…

「元公務員」と名乗る人たち

どうやらTwitterでは「元公務員」という肩書について、以下のようにひと悶着あったらしい。 おそらく発端としては、以下の2つのツイート。 公務員辞めてんのに公務員のここが嫌だとか言ってんじゃねえよ単純に気持ち悪りぃな。 — sho@元バンドマン公務員 (…

根拠的理由と説明的理由

私は今、来年の研修に向けて、資料を作っている。 出来るだけ分かりやすく書こうと試みているわけだが、これがなかなか難しい。 作成の仕方としては、前担当の資料を改定する形で作成している。この前担当の資料が、極めて分かりづらい。 言ってることは分か…

新人を話題の中心にする

職場に新人が配属された。 どうやら仕事について悩んでいるようだったので、サイゼリヤに連れていって、相談を受けた。 相談の内容はさておき、私はその話し方が気になった。 歓送迎会などの飲み会のときとは、まるで話し方が違う。かなり饒舌なのだ。 聞く…

なぜ公務員は、4月に一斉異動するのか?

昨日、この記事を読みました。 「4月一斉異動っておかしいよね?」という感覚はなんとなく分かりつつも、ちょっと間違っているのではないかと思ったので、現役公務員として書いてみたいと思う。 ちなみに、人事担当になったことはないし、勉強したこともな…

新人の教育係に指名されたあなたへ

地方自治体などでは、そろそろ異動の内示や組織改正等が発表されたことかと思います。 今回の中身の記事では、来年度から新人の教育係(ここでは「メンター」といいます。)に指名された方へ、その準備等を私なりに書いていこうかと思います。 メンターは、…

私はキラキラした公務員になれない

キラキラした公務員の存在 公務員の世界にも業界誌がある。それらを読んでいると、とてもキラキラしているように見える。 「街へ飛び出そう!」 「二枚目の名刺を持とう!」 「若手公務員による業務改善事例!」 一般的に考えられる地味なイメージとは真逆の…

私が公務員1年目のときに教えてもらいたかったこと(その2)

この記事は私が公務員1年目のときに教えてもらいたかったこと(その1) - かつげんの拠り所の続きとなります。まだご覧になっていない方は、先にその1を御覧ください。 仕事のつながりを意識する 入庁してすぐは、目の前の仕事を覚えることに必死だ。しか…

私が公務員1年目のときに教えてもらいたかったこと(その1)

なぜ今書くか 公務員になって、今年で4年目になる。そろそろ異動の対象となり、「新人」とは言えない時期だ。 仕事を覚えるということは素晴らしいことで、1年目のときには半日かかっていた仕事が、30分で出来るようになったりする。効率的に仕事ができる…