かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナ禍で面会できないことの弊害

例えば、脳梗塞で緊急搬送された人がいるとする。最初は急性期といって、集中的に治療する病院に運ばれる。 その後、容態が良くなればリハビリ病院に転院をして、リハビリを行うことになる。しかし、倒れたまま意識がなかったり、寝たきりになってしまうこと…

病名で人を見ること

生活保護を受けている人の中には、様々な病気や障害を抱えている人がいる。昨今話題の統合失調症の人も、これまで何人も会ってきた。 一番強烈に覚えているのは、精神病院である患者さんと話をしているときだった。 その面談室は、簡易的な個室になっていて…

何がやりたいのかよく分からない開会式だった

東京オリンピックの開会式を見た。 東京でやる意味はなにか? いろんな人が言っていることだが、何が言いたいのかよく分からない開会式だった。はっきり言って失敗だったと思うのだが、全体の構成として、多様性を意識しすぎていたのではないかと思う。 確か…

現役地方公務員が”スーパー公務員”について思うこと

”スーパー公務員”という言葉には、前から違和感を抱いていた。以前には、こんな記事も書いたことがある。 今でもこういう気持ちは変わっていないし、むしろ違和感は強くなっている。そこで、現在私が”スーパー公務員”に対して、どう思っているのかを批判的に…

【伊藤亜紗】他者にふれる(NHK文化センター青山教室)に行ってきた

7月10日にNHK文化センター青山教室で行われた伊藤亜紗さんの講義「他者にふれる」に行ってきた。そのときに書いていたメモを参照しつつ、講義の概要と感想を書いていきたいと思う。 なぜ美学を研究対象としたのか 元々、生物学を勉強しようと思っていた。な…

異動の不安をどうやって減らしていくか

地方公務員は異動が付き物だ。 いつどこに異動になるのか分からない。すべては任命権者の考え次第であって、それぞれの職員は希望を出すことは出来ても、拒否することはできない。 この状況にたいして「公務員とはそういうものだ」という意見もあれば、「職…