この記事は、素人がチェルノブイリと福島に行ってきた(その1) - かつげんの拠り所の続きです。
まだ(その1)をご覧になっていない方は、まずそちらを御覧ください。
素人が福島第一原子力発電所に行ってきた
福島県にある木戸駅前の看板と、モニタリングポスト。
東京ではモニタリングポストを見たことがなかったので、こういうものが日常的にあることにちょっと驚いた。
結のはじまりという小料理屋。
女将の方は、事故を受けて東京から移住してきた方。他にも面白い方と話すことが出来てよかった。
もちろん料理も美味しい。おすすめです。
泊まらせていただいた木戸の交民家
朝の木戸駅。朝日が眩しい。
朝になって周辺を歩くと、おそらく廃炉現場で使用されてた手袋などが、袋に入れた状態で保管されていた。
建設中の防波堤。
防波堤からかなり歩いた場所で見つけた。
福島県は津波よりも原発事故のイメージが強いが、当然津波に依る被害も受けていた。
ちなみに2枚目の右の方に、先ほど載せた木戸駅の階段があるのが分かる。
駅のすぐ側まで、津波は来ていたということだ。
これらの写真は、東京電力が撮った写真。
原発に行くまでの帰還困難区域内での写真だ。
個人的には、原発内部よりもこの光景のほうがショックだった。
いよいよ、原発構内の写真。これらも東電が撮影したものだ。
最後の写真は、2号炉と3号炉の間を通ったときのもの。
バスの中とはいえ、一般人でもここまで近づくことが出来る。ちなみに、放射線量的にはバスを降りることも出来るが、視察者管理の問題があるので、現在は、バスの中からでしか見学することが出来ない。
新しく出来た、廃炉資料館。
訪れた際に、最初に映像を見せられたのだが、冒頭から「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」という謝罪があった。
質疑応答のときにも触れたのだが、こういう施設で謝罪をするというのを聞いたことがなく、違和感を覚えた。
これは、事故の加害者側がこのような施設を作ったことに起因する。通常、第三者的な立場の団体が設立するものだから、謝罪することはないのだ。
そういう意味では、とてもいびつな施設だと感じた。
雑記
ということで、2篇に渡って旅行記を書いてみた。
実は福島の後に仙台にも行ったのだが、主題とは異なってしまうので省略。ただ、荒浜小学校はとてもよかった。
その3では、チェルノブイリにいった際に書いた文章を載せたいと思う。