かつげんの拠り所

1992年生のしがない子ども福祉系地方公務員のブログ

錯覚しがちなこと

「新しいことだから良い」ということはない。
今までにない新しいコトやモノが出てきても、それが私たちによい影響を及ぼすとはかぎらない。だが、新しいことを実践したり、新しいものを手に入れている人に対して、私たちは憧れを抱いてしまうことがある。それは、個人的な羨ましさかもしれない。または「膠着した世界を変えてくれるかもしれない」という希望を見ているのかもしれない。とにかく私たちは「新しいから」という理由だけで、それを良い方向に、過大に評価してしまうことがある。

「他の人と違うから良い」ということはない。
自分のやっていることが他と違うからといって、それが時代の最先端とはかぎらない。個性につながるわけでもない。周りの人がやらないのは、これまで失敗例を多く見てきたからかもしれない。だが私たちは「他の人と違うから」という理由で、それをやったり、評価することがある。それは「まだ誰もやったことないことをやる」という冒険心かもしれないし、アイデンティティの渇望からくるものなのかもしれない。とにかく私たちは「他の人と違うから」という理由で、それを過大に評価してしまうことがある。